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日本酒発祥の地・庭田神社。兵庫県宍粟市一宮町
11月22日、日本酒発祥の地と言われています庭田神社へ行きました。日本酒発祥の地は諸説ありますが、今回は播磨説を取り上げます。
庭田神社の由緒書きには、大国主命の国造りの事業が終わった後、干飯を戻そうとして、ぬくゐの泉で戻した所、カビが生え、日本酒の成分ができたという事です。
瞬間的に米麹ができたという話です。
境内を散策しました。この神社は、元々は昨日のブログで紹介しました伊和神社の末社でした。
創建は古く、第13代・成務天皇の時代とも、第29代・欽明天皇の時代とも言われています。
境内には、日本酒発祥の地の話になりました「ぬくゐの泉」もあります。播磨国風土記の一説の紹介もありました。
ところで古事記・日本書紀には大国主命の国造りの最終場所が播磨とは書かれていません上、私の手元には播磨風土記の現代語訳の本がありません。
そのため国造りの最後の地が播磨なのかどうかは、神社の伝承なのか、播磨国風土記の記述なのかはわかりません。
現在、宍粟市は日本酒発祥の地として「日本酒発祥の地 宍粟市日本酒文化の普及の促進に関する条例」(日本酒で乾杯条例)を出しています。
お酒の普及のための乾杯条例は、いくつもの自治体にあります。地域のお酒で乾杯!条例制定都市等一覧(大阪国税局管内)(国税庁のサイト)
ところで大国主命が登場する前は、神々達は酒を飲んでいなかったのかどうか疑問に思いますね。
古事記には、大国主命が登場する前の話で、素戔鳴尊がヤマタノオロチを退治する際、大量の酒を飲ませた話が記されています。
もしかしてヤマタノオロチに飲ませた酒は、一体どこからやってきたのか不思議ですね。
ローマ神話に出てきます酒の神・バッカスから素戔鳴尊に洋酒が送られていたという勝手な妄想が出てきそうですね。