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宇宙探査ロケットの話。
今日は12月3日。「12月3日」と検索サイトで調べて見ますと、1973年にパイオニア10号が木星の接近画像を地球に送信した日、はやぶさ2号が2014年1に打ち上げられた日と書いていました。
はやぶさ2は、今月6日に地球に帰還します。無事、帰還して欲しいですね。
宇宙といえば何かロマンを感じますね。
探査惑星が遠くの惑星へ向かう際、地上で打ち上げた速度や、その後のエンジンの噴出だけでは、とても速度が足りません。
探査衛星の速度を上げるため、惑星を利用したスイングバイという技術が使われています。
スイングバイの原理は、惑星から運動量を分けてもらい、探査衛星の速度を上げたり、逆に惑星に運動量を与えて、速度を下げるといわれています。
ビリヤードの場合、転がってきた球が、静止した球に衝突しますと、静止した球は、ぶつかってきた球から運動量をもらい、動き出します。
しかし、探査衛星の場合、火星でスイングバイと言われても、火星にぶつかったわけでもないですので、どうやって運動量の受け渡しが行われるのか。
JAXAのホームページなどでスイングバイの技術の解説を見ましたが、理解できませんでした。
惑星の重力を利用して軌道を変更する「スイングバイ」(JAXA)
ここで鍵になりますのは惑星が動いているという事です。惑星が静止していましたら、探査衛星が惑星の側を通過しても、重力によって進行方向がかわっても速度には影響しません。
もしかしますと、漁船がトロール網を引っ張っていて、網に向かって衝突した物体が、網で反発すると同時に、少し網に引っ張られた感じで、運動量をもらうという形かもしれません。
ところで非接触でも反発し合う物同士でしたら、運動量のやりとりを説明する事はできます。
2つのビリヤードの球にプラスの電荷が帯びているとします。片方の球を動かして、もう片方の球に衝突させようとしましたら、電気の反発によって、衝突せずに、静止している球を動かす事ができます。これが非接触によります運動量のやりとりです。
はやぶさ2の帰還は今月6日です。どんな成果が出てくるのか楽しみですね。
はやぶさ2につきましては、JAXAのサイトで、地球までの距離などの状況がわかります。時代を感じますね。
はやぶさ2プロジェクト(JAXAのサイト)