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ネパール人の釈迦がインドで仏教を広めた話

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 1月14日。どんな日だったのか検索サイトでみました。
 1903年1月14日、西本願寺(浄土真宗本願寺派)門主だった大谷光瑞が率いる大谷探検隊がインドで、釈迦が晩年過ごした鷲山を発見したとありました。
 100年以上前に日本が仏教の調査隊をインドへ送っている。凄いですね。

 ご存知の通り、仏教発祥の地はインドです。しかし、釈迦はインド人ではありません。ネパール人です。
 現在のインドとネパールの国境の町・ルンビニで生まれました。釈迦族の王子でした。
 そしてカピラバストゥで育ちました。生まれも育ちもネパールです。

 ネパール人の釈迦によるインドでの仏教の普及活動。不思議な感覚ですね。
 しかし、それは現代の感覚で、当時は今のような国境はありませんでした。そのため自由の往来がありました。

 その仏教もインドでは廃れていきましたが、現在、盛り返しています。その指導者は日本人僧侶・佐々井秀嶺さんです。
 インドにはカースト制度で最下層にも入らない不可触賤民がいます。彼らがカーストから逃れるため、仏教への改修しています。改修の支援しています。
 佐々木さんの行動に対して反発する勢力もあり、暗殺未遂が何度かあったりしていますが、それに負けずに活動されています。凄いとしかいいようがないです。

 仏教発祥の地で、仏教を開祖したネパール人。インドで仏教の再興を行う日本人。なんだか不思議な感じがしますね。

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