Blog

冥王星探査衛星・ニュー・ホライズンズの打ち上げ日

ブログ

 2006年1月19日は、冥王星探査衛星・ニュー・ホライズンズの打ち上げ日です。

 冥王星。私が子供の頃は学校で「すい、きん、ち、か、もく、ど、てん、かい、めい」といった感じで惑星の名前を覚えた記憶があります。
 しかし、2006年8月の国際天文学連合の総会で、冥王星が惑星から外される事になりました。そのため太陽系内で一番遠くの惑星が海王星になりました。

 1月に「冥王星へ目指して」と打ち上げられたニュー・ホライズンズですが、半年後にハシゴを外された感じがしますが、2015年4月に冥王星の探査はしっかりと行われました。
 冥王星最接近から1年 研究者が選ぶ「ニューホライズンズ」の10大発見(株式会社アストロアーツ)

 冥王星。2006年までは最果ての地の惑星な上、謎が多いため、空想やロマンを掻き立てるのに格好の惑星でした。そのためSFなどにも登場します。
 SFアニメの銀河鉄道999、宇宙戦艦ヤマトでも、冥王星に着陸しています。最果ての氷の惑星として描かれています。

 ご存知の方もおられますが、天王星、海王星、冥王星の名称は、ギリシャ神話の神に由来します。
 天王星は天を神・ウラノス。海王星は海の神・ポセイドン。冥王星は冥府の神・ハデスです。
 ウラノスですが、大地の象徴の神・ガイアの子供であり、ガイアの夫です。息子と結婚したガイア。今の感覚では理解できないですね。
 ウラノスとガイアの間に生まれた子供にクロノスがいます。クロノスがあることを行って、ビーナス誕生になりますが、内容が内容だけに割愛します。
 クロノスの子供がゼウス、ポセイドン、ハデスです。ほかにもいます。

 ハデスですが、ロクでもない神で、なんとゼウスとデメテルとの間に生まれた娘・コレーを誘拐をしてしまいます。兄の娘を誘拐し結婚。
 それに嘆き悲しんだのがコレーの母親のデメテルです。大地の豊穣の神でしたが、この事件でふさぎこんでしまいました。その結果、大地は荒廃してしまいました。
 そこでコレーを地上に戻そうとしましたが、不幸にも冥府の住人の証になるザクロを食べてしまいました。3粒食べたため、1年のうち3ヶ月程、コレーは冥府に住む事になり、その期間はデメテルが落ち込むため、大地は荒廃するという冬になりました。
 
 冥府がどんな世界かはわかりませんが、遠く離れた氷の惑星を連想しますだけに、冥王星と命名された時は、冥府と重なったのかもしれませんね。

 現在、ニュー・ホライズンズは太陽系の圏外の離脱を目指して宇宙空間を航行しています。
 太陽系の外の世界がどうなっているのか興味津々ですね。

Share

Category

Archive

Recent posts