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義烏国際商貿城。アジア最大のマーケット。中国浙江省・義烏
昨日のブログで少し紹介しました中国浙江省にあります義烏のという町。アジア最大のマーケット・義烏国際商貿城があります。
世界のバイヤーが集う場所で、個人的に非常に興味がありました。そこで今日は2016年1月の中国旅行の際、義烏へ立ち寄った話を書きます。
上海虹橋駅から高速鉄道で1時間半で行くことができます。そこから路線バスで30分の所に義烏国際商貿城があります。
何棟ものビルが立ち並び、その中に日用雑貨品、コンピューター関係の部品、水道管などの部品など多彩でした。
日本の100均に並べられています商品も、この義烏から仕入れている事が多いです。
そして小型ドローンを飛ばしている人もいました。2016年の時点でドローンの展示・販売していました。
先進的なだけでなく、規制がない、もしくは緩い中国の強みを感じました。
館内を散策していますと、中央アジア、アフリカから買い付けにきたと思われる方々もいました。
日本にいますと中央アジア、中東、ヨーロッパは遠い世界です。距離的ではなく心理的にも遠い場所になります。
しかし、中国の場合、中央アジア、中東、ヨーロッパは陸続きです。物資をトラックや鉄道で輸送することが可能です。
実際、中国・重慶からドイツまでの貨物列車が走っています。島国日本と大陸中国の違いを感じることができました。
そのような地理的な優位性を生かしたのが一帯一路になります。
中国製品の場合、品質に不安を覚える人が多いと思います。それは日本品質を知っています上、日本品質の物を買えるからです。
しかし、中央アジア、中東、アフリカの場合ですと、自国では物が作れない上、日本品質は良い(良すぎる!)が高いから手が出せない現実があります。
そのため仮に品質は高くなくても安く手に入る中国製品の購入になります。仮に中国は品質が高くなくても安い物が作れる強みです。
そのため海外からの多くのバイヤーが義烏へ買いつけに来る構図になっています。
ところで昨年からコロナの影響で義烏のマーケットが閉店が続出しているようです。
中国「100均のふるさと」激変 消えたバイヤー、シャッター街に(西日本新聞:2020/12/2)
今後、世界がどうなっていくのか、国際情勢の素人の私にはわかりません。
ただ、地の利を生かした中国の戦略は続くと考えられます。