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日ノ岡宝塔様縁起。京都市山科区

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 以前、京都の市街地から三条通を使って山科へ抜ける際、御陵駅(京阪・京津線と市営地下鉄東西線)の近くに日ノ岡宝塔様縁起という供養塔を発見しました。

 供養塔の説明書きには以下のことが書かれていました。
 桓武天皇が奈良から平安遷都をして以来、九条山に粟田口処刑場がありました。この供養塔の近くです。
 処刑された人達の供養塔ができましたが、明治になり処刑場が廃止になった後、廃仏毀釈の影響で供養塔が取り壊れました。
 昭和14年に法華倶楽部・小島愛之助が供養塔が建立しました。それが現在の日ノ岡宝塔様縁起です。

 供養塔を建立したのが法華倶楽部の人だったためか、日蓮の像もあります。

 ところで粟田口処刑場跡地ですが、散策していました時は、このあたりが処刑場だった事を知りませんでしたので、側を通ったにも関わらず発見できませんでした。
 日ノ岡宝塔様縁起を発見した際に、色々調べていましたら、粟田口処刑場跡地を知りました。
 知らないと見過ごしてしまう例だと痛感しました。
 
 ところで三条通りで山科へ向かう途中、「蹴上」を通ります。地下鉄・蹴上駅もあります。
 昔、罪人を蹴り上げた事から「蹴上」と名づけられたという説もあります。

 ちょっとした発見から調べてみますと面白いですね。

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