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江若交通。滋賀県大津市
大河ドラマの主人公は渋沢栄一になりましたが、明智光秀と縁のある坂本を中心とした湖西方面の話でひっぱります。
琵琶湖の西側(湖西方面)を散策していますと、よく見ますのが緑色を基調にしましたバスを見ます。江若交通です。江若は「こうじゃく」と読みます。
江若交通は1920年に鉄道会社として設立しました。当時の社名は江若鉄道でした。
名前からわかります通り、近「江」と「若」狭を結ぶ事を考えていたため、両方の文字をとって江若鉄道という名称でした。
しかし、若狭(福井県)まで線路が延びる事はなく、浜大津から近江今津までの区間でした。それでも沿線の人々に愛された鉄道だったようです。
しかし旧国鉄が湖西線建設を行う事から、路線が競合するため、1969年、鉄道事業から撤退となり、江若鉄道は廃止になりました。
社名を江若交通に変更し、バス会社として再出発する事になりました。
江若鉄道の痕跡ですが、以前、坂本や堅田を散策しました時、見つけられませんでした。廃止から50年経っていますと、痕跡を見つけるのは困難です。
しかし、堅田にあります湖族の郷資料館に江若鉄道の模型と本がありました。
江若鉄道の思い出 (大津市歴史博物館)
鉄道路線はなくなりましたが、バス会社として地元の足として大活躍していますね。