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弓弦羽神社。羽生結弦選手のファンの聖地。兵庫県神戸市東灘区

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 政府から緊急事態宣言が出ました。兵庫県は該当県。そこで密を避けるため、自宅から自転車で行ける所へ行きました。
 弓弦羽神社へ行きました。

 弓弦羽神社の歴史は古く、西暦790年頃、この地を弓弦羽ノ森とし神領と定めました。そして849年に神祠ができました。
 ところで790年頃は桓武天皇の時代です。続日本紀で御影の記述を探してみましたが、見つかりませんでした。

 「弓弦羽」の名前の由来。
 古事記の仲哀天皇の章にある「忍熊王の反逆」に由来します。
 仲哀天皇の皇后の神功皇后が、忍熊王の反逆を察知しました。神功皇后は熊野大神に祈願しました。
 そして武内宿禰に忍熊王の討伐を命じました。武内宿禰は、相手をだますため和睦を持ちかけ、武装解除を呼びかけました。
 忍熊王は武装解除に応じ、弓の弦を切りました。武器がなくなった所で、武内宿禰は一斉攻撃しました。
 弓の弦の事を「弓弦」(ゆづる)と言います。
 あと戦場は斗賀野(とがの)で行われました。今の神戸市の都賀川という説もあれば、大阪市北区兎我野の説もあります。
 ただ、この時から六甲山の事を弓弦羽嶽と呼ぶようになったそうです。

 この神社のマスコットは3本足のカラスでお馴染みの八咫烏です。
 古事記にあります、神武天皇が熊野古道を通る際に道案内をした八咫烏です。熊野大神の使いでもあります。
 道案内から派生して勝利に導く存在になりました。

 長い前置きが終わりましたので本題です。
 弓弦羽神社は、男子フィギュアスケートの羽生結弦選手のファンの聖地で話題になりました。
 羽生結弦選手がファンが、羽生選手の結弦(ゆづる)という名前と、神社の弓弦羽(ゆづるは)という名前が似ている事から、必勝祈願のお守りを贈ったのがきっかけで、羽生結弦選手自身も参拝しました事から、羽生結弦選手のファンの間で話題になり、そして聖地になりました。

 羽生結弦選手の演技は素晴らしいです。私も弓弦羽神社と羽生結弦選手にあやかってスケートをしてみたい所ですが、ガタガタ震えながらまともに立てず、滑るとコケるのが目に見えていますので、怪我しないように鑑賞だけにとどめます。

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