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高級食材。門真レンコン。大阪府門真市
先日、スーパーでレンコンの天ぷらを見ました。美味しそうでした。
先週に引き続き、今週も北河内のネタを書きますので、今日は門真レンコンの話を取り上げます。
以前、門真市を散策したとき、レンコン畑を見ました。なぜ門真にレンコンと思いSNSで「門真にレンコン畑があった。レンコンが特産だったとは知らなかった」とつぶやきますと、北河内に住んでいます友人達から「知らなかったの? 高級食材だよ」と教えてもらいました。
門真のレンコンは生産量が少ないため、地元の人でもなかなか手に入らない貴重品です。
そして味が良い上、貴重なため、高級食材として料亭に出されるという事です。さすがに料亭は敷居が高すぎるので、門真レンコンを食べる事はしませんでした。
門真レンコンは高嶺の花ですが、歴史を調べる事はできますので、ちょっと調べてみました。
田んぼに出れば生産者、店に立てば料理人。(やるやん!大阪農業)
サイトの内容を要約しますと、門真は湿地帯だったため、稲作には向いていませんでした。そのためレンコンの栽培が行われていました。
ただ、間近に大消費地・大坂があったものの、ナニワの商人はレンコンを食べませんでした。「商売に穴があく」という理由でした。
そこで奈良に活路を見つけたが、レンコンの運搬中に山賊などに襲われたりしたため、奈良の春日大社に灯篭を寄進。それ以来、襲われる事がなくなった上、大坂でも消費が増えていき、大坂の食文化に根付いていきました。
門真が湿地帯だった名残りがあります。段蔵と呼ばれる物で3枚目の写真の建物になります。
低湿地帯にある農家にみられる物です。洪水が発生し母屋が浸かっても、家財を収納した蔵は一段高い所にあるため水害から守られます。
レンコンから門真の歴史が垣間見えますね。