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宝塚歌劇団で「シティーハンター」を公演中

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 弊社の社員が通勤でお世話になっています阪急電車。車内の広告に宝塚歌劇団がシティーハンターを公演する広告がありました。
 ちょっと驚きました。シティーハンターの原作には際どい台詞がありますだけに、品位を落とさずに冴羽獠をどう演じるのか。そして筋肉ムキムキでバズーカー砲を持ったファルコンをどう演じるのか。興味があります。

 宝塚歌劇団は、1911年の宝塚温泉リゾート開発まで遡ります。今では宝塚駅周辺には温泉街だった名残りは、ほとんどありませんが、当時は温泉街でした。
 その目玉として室内プールを作りましたが、温水施設などがなかったため、夏が終わると閉鎖に追い込まれました。
 しかし、七転び八起きの小林一三。その程度ではめげません。余興施設にしようと考え、室内プールがあった場所を改装して劇場にし、少女合唱団を結成しました。これが宝塚歌劇団の原点です。しかも初期頃の脚本は小林一三が作っていました。多彩な経営者ですね。
 室内プールで失敗したから宝塚歌劇団が生まれた。世の中、何が起こるかわからない。まさに万事塞翁が馬ですね。

 ところで宝塚歌劇団。女性だけで構成されていて男子禁制と思われがちですが、一時期ですが男子部がありました。
 戦後の1945年に宝塚歌劇団・男子部が結成され1954年までの9年間存在しました。しかし一度も舞台に立つ事はありませんでした。
 宝塚歌劇団・男子部があった事に基づいてできた演劇が宝塚BOYSです。

 ところで電車の広告。これをはじめたのも阪急電車です。小林一三の発案です。

 余談ですが都市伝説を紹介します。弊社の最寄り駅の阪急・小林駅。小林(おばやし)と読みます。小林一三を呼び捨てにしてはいけないという配慮だったという都市伝説です。実際には昔からあります地名の呼び方なので完全に都市伝説ですが、そんな都市伝説ができるぐらい偉大な経営者だった証ですね。

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