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半額の刺身が食べれるありがたさ。江戸時代の江戸では・・・。
先日、夕方にスーパーに立ち寄りましたら刺身が半額で売っていました。
夕方のスーパで生鮮食料品が半額や数割引で販売しているのは日常の光景ですが、江戸時代も事情は同じでした。
江戸っ子は初物が好きで、奮発して初ガツオを購入したりしていました。その初ガツオは高価でした。
水揚げされて売り出されるのは朝で、大抵の人は午前中に買っていました。
ところで売れ残ったカツオ。午後になると割引をしていました。今と同じですね。そのため安く初ガツオを食べたい人が午後に買ったりしていました。
しかし冷凍技術がなかった時代。初ガツオは初夏で気温も高くなる時期でした。しかも足が速いカツオです。午後に初ガツオを買って食べた人は、大抵、お腹を壊して医者へ運ばれました。
医者に運ばれることで、初ガツオをいくらで買ったかが医者にバレる。そんな川柳が出たくらいでした。
現在は冷蔵技術が進んでいますので、スーパーの半額になった刺身を安心して食べる事ができます。
定価だと高くて手がだせない物でも、半額だと贅沢気分を味わうために買って食べるのも楽しみですね。