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京都の高雄と台湾の高雄の関係

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 11月20日、紅葉の名所であります京都・高雄を散策しました。その「高雄」ですが、台湾の高雄の地名の由来にもなっています。
 台湾にターカオという場所がありました。明の時代、漢民族は漢字表記としてターカオという発音に近い「打狗」という表記にしました。意味は「犬を打つ」なので名前が良くないですね。漢民族は古来より外の世界は文明度が低いという事で、外の地域の地名に悪い意味の漢字を当てることが多いです。邪馬台国や倭国が典型例です。
 日本が台湾統治した際、「打狗」だと名前が悪いという事で、風光明媚でターカオの発音に近い「高雄」という表記に変更しました。その縁もあって2021年に京都市と高雄市が協定を結びました。

 台湾と京都の共通点「高雄」、2市が友好協定 ワクチン無償提供に感謝(京都新聞。2021/9/10)
 高雄市、地名の由来となった京都市と協定書締結(2021/9/11 TAIWAN Today:日本語版)

 偶然なのか高雄周辺を散策中、高雄出身の台湾人留学生と出会いました。日本語ができる方だったので会話に困りませんでした。私が高雄の由来を知っている事を伝えますと喜んでくれました。

 台湾の高雄の、ゆるキャラに高雄熊がいます。一番最後の写真です。2018年2月、台湾で撮影しました。
 中国語で「雄」と「熊」は同じ発音なので台湾風の駄洒落です。熊本のくまモンと仲良しです。
 日本の高雄に関しても駄洒落を考えましたが、台湾の高雄は熊だけに良い駄洒落が浮かばずクマったなぁと思いました。

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