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近くて遠い宇宙の話。日本人初の宇宙飛行士・秋山豊寛さんから31年

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 先日、ZOZOの創業者で前澤友作さんが宇宙から帰還されました。無重力体験。宇宙から見た地球。体験してみたいだけに、宇宙へ行きたくなりますね。
 ところで日本人初の宇宙飛行士はTBSの記者だった秋山豊寛さんです。TBSが社運をかけた企画で、1990年12月、当時のソ連のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたロケットに搭乗し、宇宙ステーション・ソユーズから宇宙の様子を放送していました。宇宙からの第一声が「これ、本番ですか?」が話題になりました。
 秋山さんの宇宙飛行から31年経って、日本人の民間人2人目の宇宙飛行士として前澤さんが宇宙へ行かれました。民間人が自由に宇宙旅行できるのは、まだまだ遠い未来かもしれないですね。

 さてブログの題名に「近くて遠い宇宙」と書きました。宇宙空間の定義が地上から100Km以上です。空と宇宙の境目はどこですか?(JAXAのサイト)
 そして宇宙ステーションは高度400~500Kmの所にあります。大阪・東京間の距離よりも短い距離のため、意外と近い所にあります。
 地球の半径が約6400Kmなので、地表は薄い大気の膜で覆われているといっても過言ではないですね。

 高い所へ行く人類の夢。
 旧約聖書にありますバベルの塔の話があげられます。天と地を結ぶための階段としてバベルの塔を建設していました。
 しかし神が「人間のくせに生意気な」と思い、バベルの塔を破壊。そして人類が団結できないようにするため、バラバラの言語で話させる事にしました。
 この程度で人間に怯える神は、しょぼい神という突っ込みを入れたくなりますが、もしかしますと高い塔を建設していたが強風が吹いて壊れたため「神のお怒り」としたのかもしれないですね。

 ギリシャ神話では、イカロスが鳥の羽を集めて大きな翼を作りました。羽同士をくっつける接着剤としてロウを使いました。父親から「飛ぶ時は中空を飛べ。太陽に近づきすぎるとロウが溶ける」と言われたものの、高く飛ぶのが楽しくなって、より上に向かって飛んでいくと太陽の熱で羽をつなげていたロウが溶けてイカロスは墜落しました。
 実際には対流圏、成層圏と上昇するにつれ温度が下がります。古代ギリシャの人たちは高い山を知らなかったのかと突っ込みを入れたくなりますが、古代にギリシャの領域には高い山がないため、標高が上がると温度が下がるという事を知らなかったのかもしれないですね。

 神話や聖書を少し見るだけでも、古代の人達も大空の彼方がどうなっているのか興味津々だった事が垣間見えますね。

 今日はクリスマスイブ。サンタクロースに「宇宙旅行の切符」をおねだりしたいですね。

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