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武内宿禰が長寿を願った場所にある長命寺。滋賀県近江八幡市。

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 1月9日に近江八幡へ行った時の話です。
 長寿を祈願するお寺・長命寺があります。西国三十三所の31番の札所でもあります。
 長命寺は山の上にありますので808段の階段を登っていく必要があります。
 新参道を使いますと自動車で伽藍があります所まで行けますが、私は自動車では来なかったため階段を登りました。

 息を切らしながら階段を登りました。そして「重機がない時代に、人の手だけでこんな場所に石積みを作ったり建物を建てたりするのは凄い」と驚きました。

 階段を登りますと三重塔、本堂が見えてきます。
 長命寺は聖徳太子が開基と言われています。1516年に戦火に遭いました。1522年から1524年にかけて本堂が再建されました。
 三重塔は1320年に完成しましたが1516年の戦災で消失。1589年から1597年にかけて再建されました。
 さらっと書きましたが、再建といえども本堂は500年前、三重塔は400年以上前の建物なので天災や火災に遭わずに残っているのは凄いですね。
 そして本堂は戦国時代、三重塔は桃山時代の建築様式を伝える重要な建物になっています。

 長命寺のご本尊は千手十一面聖観世音菩薩です。健康長寿の観音さんです。
 本堂からは六処権現影向石(天地四方を照らす石)を見ることができます。ここで武内宿禰が長寿を祈願したと言われています。
 日本書紀によりますと武内宿禰は第12代・景行天皇から仁徳天皇までの5代の天皇に仕えた人物です。景行天皇の息子・成務天皇と同じ日に生まれたとも書かれています。300歳以上生きたと言われる伝説の人物です。

 健康で長生きを願う。今も昔も変わらないですね。
 長命寺の建物も400年以上前に建てられていますので長生きです。きっと武内宿禰やご本尊の千手十一面聖観世音菩薩のお陰かもしれないですね。

 ところで長命寺からの琵琶湖の眺めは良かったですが、私の写真の腕が良くないせいか、あまり良い写真が撮れませんでした。

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