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ニャンと今日はスーパー猫の日。2月22日。中世ヨーロッパの猫にまつわる怖い話

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 猫好きの人はもちろんですが、猫好きでなくても、猫の寝顔を見ますと癒されますね。
 2月22日はニャン(2)、ニャン(2)、ニャン(2)なので猫の日に制定されています。特に今年は西暦でも2022年なのでニャンが6個も並んだ日です。
 そのためスーパー猫の日と言われています。新聞記事になるぐらい社会現象にもなっているようです。今年2月22日は「スーパー猫の日」 ネコノミクス効果は「2兆円」(産経新聞:2022年2月21日の記事)

 さらに200年後の2222年2月22日は全て2が並ぶので、ウルトラ・スーパー猫の日でしょう。
 200年後の未来の事はわかりませんが、過去の事でしたらある程度、文献史料などでわかります。
 今日は猫の日だけに猫にまつわるニャンと恐ろしい話を書きます。

 中世ヨーロッパ、特に宗教改革が吹き荒れた時期は、魔女狩りが盛んになったと言われています。
 それまでの中世ヨーロッパではローマ教会の力は強かったものの、民衆の間には先祖から続く土着信仰がありましたし上、ローマ教会も容認していた面もありました。ヨーロッパの○○祭りといったのが土着信仰の名残りとも言われています。

 しかし土着信仰を排斥する動きは宗教改革を機に激しくなりました。キリスト教原理主義のプロテスタントの登場により、土着信仰の排斥が激しくなりました。
 異端者はもちろんのこと、気に食わない奴だと思ったらイチャモンをつけて魔女だと認定して処刑していくという殺伐とした恐ろしい時代でした。
 ところで「魔女」は女性のみを指していたのではありません。男性も「お前は魔女だ」と言われたら魔女でした。

 そんな中、猫も悪魔の生き物というイチャモンがつけられました。その理由には諸説あるようです。
 エジプトの聖獣だった事、イスラム諸国のペットだったので異教徒のペットはけしからんなどです。
 そのため猫を飼っている人も魔女という事で標的にされました。猫を飼うと癒しどころか処刑される。ニャンとも怖い話です。

 ところで猫はネズミを捕獲します。本来ならヨーロッパでは猫はありがたい存在です。
 なぜならネズミはペスト菌を広めます。そのペスト菌を広げるネズミを捕らえる猫なので、ペスト流行を阻止してくれるありがたい存在ですが、当時はペストの正体はわかっていませんでしたので、中世ヨーロッパでは猫を弾圧しました。
 もしかして、ネズミの天敵の猫がいなくなる事で、ネズミの増殖したため、それが原因でペストが大流行したかもしれないです。もしかしてペスト流行は魔女狩りの犠牲になった猫が、成仏できずに化け猫になって人間に仕返しをしたという怪談話にもなりそうですね。

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