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四日市の工場夜景。三重県四日市市
12月24日、四日市の工場夜景を見るため、四日市コンビナート夜景クルーズに参加しました。
四日市は日本有数の工業地帯です。特に石油コンビナートが有名ですね。
この日、日中は小雨まじりでしたが夕方になり晴れてきました。
乗船前に救命胴衣を着て乗り込みました。デッキから夜景を眺めました。
安物のデジカメで撮影したため、綺麗には撮れていませんが、実際の夜景は綺麗でした。
夜景について説明をしてくださったのはボランティアガイドさんでした。
「四日市は原油からガソリンを精製していますが、ガソリン代は安くないです」と冗談を交えたりしていましたので、楽しく聞く事ができました。
次の2つの事を初めて知りました。
工場の煙突から煙が出ていますが、ばい煙ではなく、水蒸気だという事です。寒い時期なので水蒸気が煙のように見えますが、夏場ですと水蒸気が見えないので、煙突からは煙がでていないように見えるとの事です。
コンビナートの煙突から炎が出ています。フレアスタックという物で、石油精製工場から出たガスを無害化するため、煙突の先端で燃やしています。
教えてもらわないと知らない話ですし、日本の技術力を感じますね。
ガイドさんが「工場で働く人の安全のために灯す光です」と「四日市が公害で苦しんだ事を忘れないで欲しい」と仰ったのが印象的でした。
工場の夜景。工場で働く人達の安全のための明かりです。工場で働いてきる方々が私達の暮らしを支えている上、日本経済を支えている。
そう考えますと、ありがたみを、さらに夜景でも頂いている感じになりますね。
そして四日市は公害で大問題になりました。四日市ぜんそくです。石油コンビナートから出る排ガスによる大気汚染がありました。海には工場排水が垂れ流しだったため、海の汚染もひどくなりました。
その後、公害対策が行われ、空は綺麗になっていき、海は綺麗になっていきました。この日、夜空には星空が綺麗に見えました。
船から降りた時、四日市のマスコット・こにゅうどうくんがサンタの姿で出迎えてくれました。
四日市には、日本一大きい大入道のカラクリ人形があります。マスコットは、大入道の子供ということで「こにゅうどうくん」となりました。
四日市の夜景は綺麗なだけでなく、夜景を通して四日市の歴史を垣間見ることができました。