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名神高速道路の起工の地
先日、京都市山科の名神高速道路沿いに、起工の地の看板を発見しました。
名神といえば1963年に開通した日本最初の高速道路です。看板を読んでみますと、当時の国産車は、まだまだ性能が良くなかったため、高速運転に耐えられるかどうかで、高速道路の一部分の区間だけ造った後、国産車の耐久試験が行われたそうです。今でこそ世界に冠たる日本車ですが、50年以上前は違っていたようですね。
その後、西宮と名古屋を結ぶ高速道路として開通を迎えました。私が子供の頃、「名神」の意味がわかりませんでした。「名古屋・神戸」の省略ですが、名神高速道路の終点が神戸でなく、西宮だったため、名神と「名古屋・神戸」が結びつきませんでした。
名神高速道路の山科の所ですが、明治時代、東海道本線が通っていました。ちょうど、起工の地の場所が、当時の山科駅でした。
当時の東海道本線の跡地を、そのまま高速道路にしたそうです。
鉄道と高速道路。一見すると関係なさそうですが、実は歴史を紐解くとつながっている。面白いですね。