8月12日、青春18きっぷを使って飛騨古川へ行きました。その時、高山本線を利用しました。
　岐阜駅から飛騨古川まで各駅停車を利用しましたので、全ての駅名を見る事ができます。高山本線の駅名ですが、難読漢字が結構ありました。

　各務原駅。JRの駅名表記ですと各務原(かがみがはら)駅です。各務原市の場合、各務原(かかみがはら)市です。
　どちらも正しい読み方のため、地元以外の人だと混乱しそうですね。

　難読漢字の駅が他にもありました。坂祝(さかほぎ)駅。古井(こび)駅。上枝(ほずえ)駅。知らないと読めない駅名ですね。
　下呂駅に到着しました。下呂温泉で有名です。3つ隣の駅に上呂駅がありました。下呂に対して上呂があるとは知りませんでした。ふと下呂・上呂があるなら中呂はあるのかと思いました。調べてみますと下呂と上呂の中間辺りの地名で中呂がある事がわかりました。

　ところで高山本線で「飛騨」の冠が付く駅名。「飛騨」の「騨」を見ますと旧漢字の表記「驒｣になっています。

　高山本線にはHC85系の車両の特急ひだ号が走っています。2022年に登場した最新の車両です。高山本線は電化されていませんがHC85系は電車です。
　非電化区間を走る電車。禅問答のような感じがしますが、そうではありません。
　気動車の場合、ディーゼルエンジンを搭載し、ディーゼルエンジンの回転運動を直接、車輪に伝えています。自動車と同じです。
　HC85系の場合、ディーゼルエンジンを使って発電しています。その発電した電気でモーターを回して車輪を動かしています。そのため電車です。
　バッテリーも搭載しています。発車時や加速時の際、バッテリーから送られた電気でモーターを回す事で、円滑な加速ができる上、加速の際、エンジンに負荷がかからないため燃費も良くなります。ハイブリッドカーと同じです。
　ブレーキをかける際、電車の回生ブレーキと同様、モーターを発電機にしています。電車の回生ブレーキでは発電した電気は架線に戻していますが、HC85系の場合は発電した電気をバッテリーに送ります。
　HC85系に乗ってみたいと思いますが、青春18きっぷでは特急は乗れませんので、今回は乗れませんでした。

　列車は高山駅に到着しました。約20分の乗り継ぎで飛騨古川まで目指しました。
　飛騨古川は風情のある街並みがあるのに加え、近年では新海誠監督の映画「君の名は。」の舞台として描かれた場所としても知られています。

　のんびりした各駅停車の旅でした。