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ウズベキスタンの料理
夏季休暇中、ウズベキスタン旅行をしました。
旅行の楽しみの1つは現地の食事です。ウズベキスタンの料理は香辛料たっぷりかと思いきや、私が食べた範囲では、全くそんな事はなく、日本人の口に合う優しい味でした。
サモサがありましたが、インドのサモサと違い、香辛料の味付けではありませんでした。
餃子もありました。サワークリームをつけて食べるので驚きました。餃子に醤油とラー油という固定概念を打ち破る感じがしました。
ウズベキスタンは乾燥地帯ですが市場へ行きましたら豊富な農作物であふれていました。
ウズベキスタンの主要産業は農業です。ただ乾燥地帯のため灌漑農業は塩害になりやすい問題があります。それと同時に下流に流れるはずの河川の水を農業に回す事で下流が干上がる問題があります。
実際、ソ連時代、大規模な灌漑農業を行ったため、塩害が発生しました上、アラル海が縮小していく上、アラル海の塩分濃度が高くなりすぎて魚が住めなくなり漁業が壊滅しました。
1950年代までは世界で四番目に大きかった湖・アラル海ですが、現在では面積が10分の1にまで縮小しています。
そのような事を踏まえて、持続可能な農業を行えるよう、日本政府がウズベキスタンの農業支援を行っています。
ウズベキスタン共和国に対する無償資金協力「アラル海地域における気候に対して強靱な農業を通じた自立支援計画(UNDP連携)」に関する書簡の署名・交換(外務省)
日本とUNDPがウズベキスタンの気候に強靭な農業の推進に向け協力(国連開発計画・UNDPの駐日代表事務所)
ウズベキスタンはイスラム教徒が多い国で豚肉はご法度ですが、お酒に関しては寛容で、レストランではお酒が注文できますし、酒屋もあります。
そしてブドウの栽培がおこなわれていますのでワインの生産が行われています。ビールも生産されています。
ただ、下戸の私なのでお酒は飲みませんでした。
食事ですがウズベキスタン版のピラフ「プロフ」は食べませんでした。私が苦手な干しブドウが入っているためです。
プロフですが、アレキサンダー大王がサマルカンドで食べて美味しいといった逸話がある料理です。2300年前にもプロフがありますだけに、まさにウズベキスタンの名物料理ですね。