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大阪経済の礎を作った薩摩隼人。五代友厚

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 先日、大阪証券取引所の前を通りました。そこにはイケメンの男性の銅像があります。五代友厚です。
 薩摩出身で、島津斉彬に才能があると認められ「才助」という名前をもらうほど、頭が良かった上、イケメンという人物でした。

 明治維新後、32歳の若さで外国事務掛兼大阪府権判事(今の大阪税関長)として赴任。そこで才覚を発揮しました。
 その後、横浜に転勤になるものの、大阪の人達に懇願され、民間人として大阪に戻りました。頭が切れるだけでなく人望が厚かった証拠ですね。
 当時の大阪は、幕末からの混乱のため、大阪経済はガタガタでした。大阪経済を立て直すべく、奔走しました。

 大阪証券取引所も五代友厚が設立しました。みんなの力は小さいけど、集まれば大きくなる。
 多くの出資者を募って、大きな事業を行う。今の株式会社の制度の確立ですね。
 仮に事業が失敗しても、それぞれの出資金が小さければ痛手は小さい。リスク管理ですね。

 まさに東の渋沢栄一、西の五代友厚といったところでしょうか。

 ところで五代友厚は完全無欠ではありませんでした。
 世話好きで、あまりにも人が良過ぎたため、困った人がいると助けてあげたいという気持ちから、お金を貸したりしていました。
 そのため亡くなった際、資産はほとんどなく、多額の借金だけがありました。奥さんにとっては大変な旦那さんでした。

 もしかして、今年のNHK大河ドラマ「西郷どん」に五代友厚は出てくるかもという期待しました。

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