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うすくち龍野醤油資料館。兵庫県たつの市。

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 この間の土曜日、兵庫県たつの市龍野町(旧・龍野市)を通りました。
 龍野といえば淡口醤油の発祥の地で、ヒガシマル醤油さんをはじめ、末廣醤油さん、矢木醤油さんなど醤油メーカーさんがあります。

 うすくち龍野醤油資料館の入場料は10円。小学生でもお小遣いで気軽に入れますね。

 ところで、1587年、龍野で醤油製造が始まりました。
 室町幕府の成立の際、足利尊氏の補佐をしていた赤松家が龍野より西にあります上郡(兵庫県赤穂郡上郡町周辺)を治めていました。
 しかし、室町幕府が倒れたと同時に赤松家も倒れ、家臣たちが龍野へ移り、醤油造りをはじめたそうです。
 なぜ、武士が醤油造りを始めたのか? 資料館には記述がなかったのですが、生活のため、自宅で醤油を作っていたのを事業化したのかもしれないですね。

 1666年に淡口醤油が発明されました。淡口(うすくち)は淡い色であって、決して味が「薄い」わけではありません。
 「関西人はケチだから醤油を薄めた」と言われそうですが、飲んでいただいたらわかります。味はしっかりしております。塩分濃度も濃口よりも高いです。

 淡口醤油の特色は、色が淡いだけでなく、材料に甘酒を使っています。
 そのため龍野では甘酒も名物の1つだったりします。暑くなってきましたので、冷たい甘酒は美味しいですね。

姫路界隈を散策される方がいらっしゃいましたら、龍野もお勧めいたします。

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