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逢坂の関
百人一首や、高校で習いました古典などで「逢坂の関」が出てきます。
この間の日曜日、その逢坂の関を通りました。
京都市と滋賀県大津市の間にあります逢坂山の峠で、国道1号線沿いに石碑があります。
京阪・京津線の大谷駅から徒歩で、すぐの場所にあります。
「逢坂」の名前の由来ですが、古事記の時代まで遡ります。
神功皇后(14代仲哀天皇の皇后)の将軍・武内宿彌(たけのうちくすね)が忍熊王とばったり会った事に由来するようです。まさに「逢う坂」ですね。
逢坂の関は、平安時代、京の都を守る重要な関所でした。そのため和歌などで詠まれる事がありました。清少納言の作品にも出てきます。
石碑の近くには蝉丸神社があります。百人一首で「逢坂の関」を詠んだ蝉丸です。坊主めくりで登場する人物です。
蝉丸が逢坂に住んでいた事から、神社の名前が蝉丸になったようです。
中学・高校の時、古典は苦手。百人一首といえば、子供の頃から、坊主めくりで遊ぶぐらいで、和歌には興味のなかった私ですが、逢坂の関を通った事で、ちょっとは古典文学に触れる事ができました。