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黄河は黄色い川だった
9月23日、蘭州観光をしました。
蘭州の市街地の真ん中を黄河が流れています。まさに黄色い川でした。これだけ大きな川ですと、ゆったり流れていると思いきや、案外、流れは速かったです。
沿岸部から1000Km以上も内陸に入ったところで、これだけの河川があるのは日本人の感覚ではありえないだけに、驚きです。
ところで、黄河は黄土高原と呼ばれる場所を流れます。黄土とは黄色を帯びた土の一種で、砂や粘土などで構成されています。
蘭州の市街地ですと、黄土高原が見えませんが、郊外へ行き、モーターボードに乗って黄河を見てみました。
黄土でできた丘や山が崩れていたりしていました。長年にわたる風化現象です。
乾燥地帯のためか、森林はなく、表面に草が覆っている感じでした。雨が降ると土砂崩れを起こしそうな場所です。
こんな光景は見た事がなかっただけに、ただ驚くばかりでした。
山の土砂崩れによって黄土が川に落ち、それが黄河の色になっていました。
黄土が舞うと、それが東へ運ばれ、黄砂の原因になります。
黄河は字の如く黄色い川ですが、実際に目で見ると、改めて黄河の名前の由来を感じる事ができました。