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鳴虎と呼ばれるお寺。報恩寺。京都市上京区

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 3月9日、京都の堀川通りを散策していますと報恩寺を発見しました。

 このお寺、鳴虎と呼ばれています。
 豊臣秀吉が報恩寺にありました虎の絵を聚楽第に持ち帰った所、毎晩のように虎が吠えたため、秀吉が怖がって、報恩寺に返した話に由来します。
 ところで、日本には虎が存在しませんので、虎の鳴き声は秀吉は知っていたのだろうかと疑問に思いました。もしかして、他の動物の鳴き声だったかもしれないですね。
 虎の絵ですが、正月三が日に公開しているそうです。一度、見てみたいですね。

 虎以外にもあります。秀吉の参謀で、2014年のNHK大河ドラマ「軍師・官兵衛」の主人公でした黒田官兵衛。
 黒田官兵衛の長男で初代・福岡藩主の黒田長政が息を引き取った所も、この報恩寺です。官兵衛、長政親子の位牌がお寺にあります。

 権力者や有力者とつながりのあったお寺のようですね。

 このお寺の梵鐘ですが、大晦日の除夜の鐘以外は鳴らさない事になっています。
 昔、仲の悪い丁稚と織子が、鐘の鳴る数を賭けました。賭けに負けた織子が悔しさのあまりに自殺を図りました。
 そんな悲劇を生んだ事から、除夜以外では鐘を鳴らさない事になりました。

 ところでお寺の屋根瓦を見ますと、蛇がいました。蛇は弁財天の使いなので、それで瓦にしているかもしれないです。
 蛇がいるだけにヘビー(Heavy)なお寺とオヤジギャグを飛ばしてしまいそうですね。
 

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