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高瀬川。江戸時代の水運と京都大仏再建の跡。京都市。

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 2020年12月27日、京都市内を散策しました。高瀬川沿いを少し散策しました。川沿いは風情のある町並みでした。
 高瀬川は伏見から京都市中心街を流れる人工的に作られた川です。

 豊臣秀吉は京都の方広寺に大仏を建立しましたが、火災に遭いました。
 1610年、方広寺の大仏殿の再建の際、物資を輸送するに建造された運河が高瀬川です。
 大仏再建を任されたのは角倉了以でした。元々は医者でしたが、事業を立ち上げ、豪商になりました。
 高瀬川という運河は、角倉了以が私財を投じて建設が行われました。

 現在の高瀬川を見ますと水深は浅いです。本当に物資を運ぶ船の航行ができたのかと思いました。
 ところで水深が浅くても航行できる船があります。高瀬舟です。高瀬川の名前は「高瀬舟」に由来します。

 莫大な費用を投じて建設された高瀬川の開削でしたが、ボランティアで行った事業ではありませんでした。
 角倉了以は通行料を徴収しました。そのため建造費をまかなうことができました。それどころか莫大な収益を上げたとも言われています。

 ところで角倉了以が再建した大仏殿ですが、またもや火災に遭いました。その後、大仏は再建される事はありませんでした。

 もし、京都大仏が存在していましたら、日本三大大仏は、奈良、鎌倉、京都だったかもしれないですね。

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