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1910年5月19日、ハレー彗星接近。デマが流れた話
1910年5月、ハレー彗星が地球に接近しました。
5月19日、地球が彗星の尾の中を通るため、その間、地球は毒ガスに覆われるとか酸素がなくなるというデマが流れました。
そのため空気がなくなっても大丈夫なようにタイヤチューブが売れました。その一方で絶望的な気分になり自殺する人もいました。デマは怖いですね。
5月19日 ハレー彗星が地球に大接近(1910年)(ブルーバックス編集部:講談社)
それから111年経った現在でもネット上でデマが流れたりしています。
ワクチン陰謀論が典型例で、ワクチンの中にマイクロチップを入れているというデマが流れています。
他にも闇で世界を支配するディープステートが、各国政府や製薬会社を支配し、ワクチンという名の毒物で人口削減計画を実行中というデマが流れています。
身近な人が陰謀論を信じてしまったらどうするのか。
まずは陰謀論を信じた人の話を聞く事です。頭から否定しますと、ますます意固地になってしまうからです。
バックファイア効果と呼ばれるもので、信じていた物を他人から否定されると、強く信じてしまう現象です。
じっくりと解きほぐすしかないようです。
ワクチンで「黒幕が人類管理」「人口削減が狙い」…はびこる陰謀論、収束の妨げにも (読売新聞のサイト)
災害や事件がありますと、デマが流れやすいだけに、気をつけていきたい所ですね。