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大石内蔵助の「大石」の由来。佐久奈度神社。滋賀県大津市大石

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 忠臣蔵に出てきます大石内蔵助こと大石良雄の苗字「大石」は、以前、ブログで大津市大石の地名に由来する事を紹介しました。
 赤穂浪士の大石家ゆかりの地。滋賀県大津市大石

 今回、さらに踏み込んで大石の地名ですが、その由来に関連します佐久奈度(さくなど)神社の話をします。
 天智天皇の時代、勅願により、この地に佐久奈度神社が建立されました。

 創建された年数を見ますと、神社の由緒には天智天皇御宇8年となっていますが、天智天皇の時代は668年から672年で4年ちょっとしかありません。
 ただ、母親の斉明天皇が崩御されてから5年間、天皇空位時代だったため、その期間を天智天皇御宇に含めますと納得できます。
 天智天皇の大津遷都が667年でしたので、その辺りの時代と考えますと、合点がいきますね。

 1964年の天ヶ瀬ダム完成のため、旧境内が水没したため、現在の地に移りました。

 この周辺ではお伊勢参りする前に、この神社でお祓いをするのが慣わしでした。
 大石の地名は「お伊勢」が訛って「大石」になったと言われています。

 大石内蔵助の大石は「お伊勢」が由来ですと、話のネタとして使えますね。

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