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小野妹子の墓。滋賀県大津市

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 小野妹子といえば、第2回・遣隋使で聖徳太子の使いとして、隋の皇帝・煬帝に会い、「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙無しや」の国書を渡して、煬帝を激怒させたのは有名な話です。

 小野妹子の墓は滋賀県大津市の唐臼山古墳だと言われています。(大阪府南河内郡太子町の科長神社の近くという説もあります)
 現在、古墳は小野妹子公園となっています。それにしても気温35度以上だったので、子供が遊んでいる姿はありませんでした。
 古墳と言っても看板があるぐらいで、ひっそりと住宅街の溶け込んだ感じでした。JR湖西線の小野駅から徒歩7,8分の所です。

 煬帝を激怒させた後、煬帝から聖徳太子への国書を預かった小野妹子。しかし大失態を起こします。煬帝から預かった国書の紛失です。
 表向きは百済に盗まれたですが、別の説もあります。煬帝からの国書は「お前らは俺たちの臣下だ」という内容だったため、対等外交を求めた聖徳太子の面子を潰す事から、意図的に破棄したのではないかという説です。
 1400年前の話なので真偽の確かめようはないです。ただ、大国の隋といえども、当時の技術では海を隔てて、日本へ攻めることはできない事を見越しての、日本側の精一杯の背伸びだった事は推測できますね。

 小野妹子。その子孫は、歴史の舞台に出てきます。歌人・小野小町です。
 2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」で出てきました井伊家の家臣・小野政次。
 小野妹子の子孫といわれています。高橋一生さんの名演技は記憶に新しいですね。

 最近ですと女優の、えのきさりなさん。小野妹子の末裔で登場しました。家系図が残っていて、考古学者の分析だと、正しいという話です。
 
 1400年の歴史が今につながっている。そう考えると凄いですね。

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