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立木神社。滋賀県草津市

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 以前、草津市にあります立木神社へ行った時の話を書きます。
 草津の地は中山道と東海道の分岐点にあたります場所で、古くから交通の要所でした。
 以前、ブログでも紹介しました宿場町でもあります。草津宿本陣。滋賀県草津市

 宿場町から少し京都方面へ行った所に立木神社があります。
 神社の境内には狛犬ならぬ狛鹿がいます。由緒書きには次のように書いています。
 称徳天皇の時代の767年、祭神である武甕槌命が常陸の国から白鹿に乗って諸国を回りながら、この地に到着しました。
 そして武甕槌命が手に持っていた柿の木を刺した所、そのまま成長しました。人々は、その木を崇めて、立木神社と名づけました。

 称徳天皇といえば道鏡と怪しい関係になった女帝です。
 以前のブログで紹介しました「春日大社。奈良県奈良市」で、春日大社の祭神の1つであります武甕槌命が常陸国から白鹿に乗ってやってきた話があります。
 武甕槌命が奈良に到着する前に、近江国に立ち寄った時の出来事になりますね。

 東海道が整備される以前は、京都・岐阜・長野・北関東・東北へ向かう道を東山道と呼んでいました。立木神社は東山道沿いにありました。
 そのため坂上田村麻呂が蝦夷征伐へ行く途中、この神社に立ち寄り、道中の安全と厄除開運を行った事から、交通安全と厄除開運の神社になりました。
 坂上田村麻呂といえば、他にも薬子の変の鎮圧、清水寺の建立を行った人物です。

 ところで大津市大石には立木観音がありますが、
 こちらは弘法大師が鹿に乗った伝説があります。でも、立木神社と立木観音との関係を調べてみましたが、わかりませんでした。
 立木神社の方に聞けば良かったと後悔しております。

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